【高卒者】日本語教師と大卒を目指そう。
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日本語教師のお給料の相場
日本語教師として海外で働きたい、日本語教師としての自分を海外で試してみたいと思っている方もいらっしゃると思います。
そんな時気になるのが給料。
きちんと生活できる程度のお給料はもらえるのかな?私の住むポーランドにおける日本語教師のお給料事情などを書いてみたいと思います。
日本語教師の仕事はズバリいくら位貰えるの?
どんな形態で働くかにもよりますが、日本語学校で常勤講師として働く場合、求人広告などを見る限り週20時間前後のレッスンで月2200~2300ズウォティ(日本円で7万円強から8万円位)の額が掲示されています。これは国が最低賃金としている金額の2割強増しの金額です。
ヴィザを取得する場合はこの形態が必要だと思います。
他にも非常勤講師として働くケースもあります。私は主にこの非常勤講師として働いていますが、ワンレッスン(45分と60分の所があります)生徒さん一人当たり手取り700~1300円位を貰っています。
私は永住権を持ってポーランド人と同じように働いている為、社会保険等でごっそり引かれてしまうのでこの手取り額ですが、ヴィザを取って働く方の場合は控除額に違いがあると思います。雇用契約を結ぶ前にしっかり確認することをお勧めします。
もう一つ、会社登録して毎月勤務先に請求書を出す方法もありますが、これはここでは触れません。
マンツーマンで教える場合は、地域によっても差がありますが、私は60分で日本円で1000~1500円位頂いています。
知り合いの英国人も同じ額で英語の家庭教師をしているので、ネイティヴとしては普通の金額ではないかと思います。
もちろんポーランド人教師も含めてもっと沢山のレッスン代を掲示している方もいます。
案外安いのだなと感じる方もいるでしょう。
ポーランドでは教師のお給料自体が安いので、それを考えれば相場プラスアルファの金額ではないかと思います。
ただ税金も高い国なので、掲示される金額が税込みか手取りかはしっかり確認する必要があります。
税込みならば、掲示される金額の8割くらいが手取りになると考えると良いと思います。
お給料で生活できる?
ヴィザだけでなく気をつけて欲しいこと 日本人が日本語教師としてポーランドに限らず日本国外に赴任する場合、はたしてその金額で現地での生活できるのかという疑問を持つと思います。
その場合気を付けてほしいのが、住居あるいは住居費の問題です。
ポーランドの場合物価そのものは日本より安いのですが、住居費が物価に比べてとても高いからです。
そして求人のある語学学校は大都市にある場合が多いのです。
私はこの住居費の高さのために常勤講師の職に就くことを何度もあきらめました。
学生用のルームシェア物件にでも住まないと生活できそうになく、経済的メリットがなかったからです。
もし学校が住居を提供してくれる、あるいは住居費補助などがあるなら、贅沢はできないでしょうが生活することは可能だと思います。
日本語教師として日本国外で就職される方は、ヴィザの件はもちらんですが、この住居や健康保険などのことも是非確認したうえで契約を結んで貰いたいと思います。
日本語教師になったきっかけ
私が東欧ポーランドで日本語教師になったのは、知り合いを通して日本語を教えて欲しいと言われた事がきっかけです。
でも実際教えてみると最初の想像とは全く違って戸惑うばかりでした。色々な本を買って自分で学んでみましたが根本的な解決にはなりません。
ですから思い切ってアルクのNAFL日本語教師養成プログラムに申し込むことにしました。
教えながら学ぶのは大変でしたが、自信が付いてくるのもわかり励みになりました。
仕事・求人のみつけかた
市の文化センターは、所長さんに直接交渉して日本語教室の講師として雇ってもらいました。
他にもインターネットに案内を出しているので、それを見た方からお話が来たり、知人を通じてオファーが来たりします。
こんな場所で教えています
市の文化センターとスカイプそして生徒さんの自宅です。
ポーランドでは学校で日本語を学ぶ機会は少なく、語学学校や個人で学ぶ人が多い為こう言ったスタイルになっています。
どんな生徒さんが学んでいますか?レッスンの時間帯は?直説法?間接法?
全体では中高生の生徒さんが多いですが、小学校高学年の生徒さんもいます。スカイプを使った授業は社会人がメインです。
案外多いのが英語の先生ですが、この方々は日本語を習得するスピードも早いです。
レベルは初級から学ぶ方が殆どですが、日本語能力試験対策をしたい漢字だけを習いたい、ビジネス会話の練習がしたいと言う生徒さんもいます。
ある程度独学で学んでからレッスンに来る生徒さんもいます。
独学である程度のレベルまで来た方は、アクセントなどに癖が付いていることもあり、一人ひとりの必要を教師が見極める必要があります。
レッスンは学校や仕事が終わった午後からが多いですが、中には朝しか時間がとれない生徒さんもいて、6時からスカイプレッスンをしたこともあります。
レッスンではポーランド語を使った間接法で教えています。
生徒さんの特徴
若い生徒さんの殆どが日本のアニメを見ているので、気になったフレーズについての質問が突然飛んでくることもよくあります。
若い方に教える場合は、ある程度のアニメを含めたサブカルチャーの知識が必要になると思います。
また生徒さんの漢字を習いたいと言う意欲は私が想像していた以上に強く、漢字を教える時間は目がキラキラしています。
オーストラリアで働く日本語教師の体験談。求人の探し方から給料のことまで。
これからの日本語教育~ポーランドの場合
今までN3~N5級の日本語能力試験は12月にだけ実施されていましたが、今年から年二回7月にも受験できるようになりました。
初級や初中級の生徒さん達に、日本語能力試験挑戦への意欲が高まっているのを感じています。
これから習いたいと思っている人もまだまだいると思います。
しかし人気がある分ポーランド人の日本語教師も増えていますから、日本人だといって胡坐をかいてはいられません。
より質の高い教師である為の努力はこれからも必要だと思っています。
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